絆～義理の親子～ (ページ14)

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「なんでそんなこと言うのよ！！」

「うるさい！！」

「…どうしたの！？」

～

「ほんとに入らないの？部活、楽しくなかったの？」

「朝も言ったよね？関係ある？」

「あるわよ」

「…は？」

もしかして、今更母親面してる？
そこまでして、佐竹さんにいいように見られたいの？

「今更、母親面すんなよ」

「ッ！なんでそんなこと言うのよ！！」

「うるさい！！」

「どうしたの！？」

ほんとのこと言ったのに、目の前の人はまさかの逆ギレ？

怒った、大きい声に反応して急いで降りてきた佐竹さんは、話が見えてない様子

「僕の小さい頃の記憶にお母さんの記憶あると思った？小さい頃から、僕に対して興味なかった癖に！！今更母親面されても、こっちが面倒なだけ！！僕の気持ち何一つ知らない癖に、知ったかぶって、もう、話しかけてくんなよ！！」

「っ！！」

「２人ともどうしたの…？話、聞かせて？」

「今更母親面なんて、してないわよ。心配なだけなの」

「それが母親面なんだって言ってんだよ！」

何も分かってない。
何も知ろうとしてない。
腹立つ。

「ちょ、２人とも！落ち着いて！」

「…」

「あ！詩くん！」

～

落ち着けよ。僕。
何、キレてるんだ。
あいつが僕に興味ないのは元からだろ？
今更母親面したって、僕にとってはほとんど母親じゃないんだから…。

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