５話 ページ18
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〜
「おいおい！どうなってんだぁ！」
「あはははは！」
〜
「テスト期間だから、しっかり勉強するように。では、終わり」
「…部活無い日、久しぶりだぁ！」
「お前らと帰れるの久しぶりだー」
「めっっちゃ棒読み！」
我ながら、演技は下手くそである。
〜
「何、あの車？」
「車登校の人、あんまいないよね」
「基本、徒歩か自転車の人多いよね」
「…」
「詩…？」
あの車、見知った車だぞ？？
「おいおい！どうなってんだぁ！」
「あはははは！」
「詩？急に大きい声出して、どうした？」
「詩、もしかしてあの車に見覚えが！？」
太陽は、なんでも知ってる感じ出さないでよ！？
ちょっと待ってよ！なんで！！
「あ、詩くん」
「さ、佐竹さん？？」
「迎えに来たんだけど、遊ぶ予定あった？」
助けろください…！
太陽！！
「詩…」
「ぇ？…意気地無し…？ま、？え？」
「ふははは！」
「見捨てられたね。詩。ふぁいとー」
「も、んー、許さねぇ！」
〜
「はい。どうぞ」
「ありがとう、ございます」
バニラクリームフラペチーノ…。
バニラもおいしいよね〜
「…うま」
「てっきり耳打ちされた時、予定できたのかと思ったよ」
「…僕も思ってましたよ…」
「ふふ。そっか」
『あの佐竹さん？…ここで逃げるのは意気地無しだわ。仲良くなるとかは置いといて、話すのは大事じゃん？』
絶対、さっきのお返しだろうな。太陽。
まじ、許さない…。僕は求めてない！！
「はしゃいでる姿、なかなか見ないから新鮮だったよ」
「記憶から飛ばしてもらって」
「あはは」
あんなことあったのに、普通にいれるのなんなんだ？？
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