超能力を手に入れました。 ページ1
いつも通りの学校へ登校する。
最近の学校はちょっと苦手。高校2年生になって仲が良かった友達もクラスが別々になっちゃったし、何より私に驚くほど塩対応な6人組がいるからだ。
できる限りその6人からは避け続けているが、どうしても出会ってしまう。
なんなら6人の方が私に絡んできていると言ってもいいぐらいには6人との回避率が低い。
また、登校中に彼らの後ろ姿を見つけた。
追い抜かしたいところだが、何故か気まずいので後ろを少しゆっくり目にとぼとぼ歩く。
(…はぁ。本当にこの人達は私に塩対応なの？他のクラスの人には普通なのに。)
心の中でクソデカため息をつきながら彼らの背中を見る。
私には気づいていないようで楽しそうに話している。…私にもあの距離感で話してくれればいいのに。
そんなことを考えながらゆっくり後ろを歩いていると、何を思ったか6人の中の1人が振り返った。
(…あ、バレた。)
少し焦ったが、別に後ろにいて悪いわけではないので一旦焦っていた私を落ち着かせる。
振り返った人物は…きんとき君。
相変わらず全員塩対応なのだが、周りと比べると明るめなので少しだけ得意な方だ。
kn「なにしてんの。」
『…お、おはよ。登校してる…んだよ。』
あー、怖い怖い。あの楽しそうな雰囲気はどこいったの！！！
怖いから6人全員と目を合わせないように、少しだけ俯いて返事をした。
きんとき君が私に向かって質問をしたことで6人とも私の方を見てるし…今日は最悪dayかな。神様…仏様！どうかお助けを！！
そんなことを心の中で祈っていると、後ろから元気な声で「おはよっ！」と声をかけられた。
(あぁ…救いだぁ。)
くるりと後ろを振り返るとクラスは別になってしまったけど、まだ仲良くしてくれてる友達の夏葵が立っていた。
『夏葵！おはよ〜…！』
夏葵「おはよ〜。学校一緒に行かない？」
『いいの！？まじで助かる…。』
そんな会話をして、できるだけ6人を避けるように学校へ向かった。
まじでありがとう、夏葵！！
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ラべシワ - このお話好きです。皆塩たいようなのに裏には。ていうのが良いです。頑張ってください。 (1月24日 23時) (
レス) @page14 id: 8585bd908d (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - お話すごく面白いです！好きです！応援してます！ (1月6日 17時) (レス) id: 7a07f59bfb (このIDを非表示/違反報告)
らのら__ ??????(プロフ) - おりふら立ってますよ〜 (1月5日 17時) (レス) id: 3921b98651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょうが。 | 作成日時：2023年12月26日 15時
