◇ ページ16
授業終了のチャイムがなった瞬間に立ち上がって別のクラスへ急ぐ。
夏葵に全部話しちゃお…、好感度のこととか信じて貰えなさそうだけど…でもなんかいい案とか思いつきそうだから。
廊下を少し駆け足で走っていれば、ぱっと走っている手を掴まれた。…急いでるんだって！！5分休憩なの！もう今日休み時間ないし…帰りの時間とかも今日、部活あるから変わってきちゃうし…〜……！！
？「廊下は、走っちゃダメ！」
『…はい！分かってます！！でも、急いでて！5分しかないから！』
必死でそう叫べば、止めた人はびっくりしたような顔をして「……そうなんだけど…」と小さめに言う。
…あ、この人…らっだぁさんが教えてくれた特徴に合ってる…気がする！
それなら…、名前は…えぇと…、レウ……さん。…ごめんなさ〜い…！！名前が……本名、思い出せないけど！！
『そこです！あそこの教室なんです…』
指をさして言えば、レウ…さんは「でも、もう走っちゃダメだよ？」と小さい子を怒るように言う。
その見た目もあって、可愛く見える。1番の常識人…らしいよね？
『…はい！走りません…ありがとうございました〜…レウさん！』
最後に挨拶をして、夏葵のいるクラスへ歩いて向かう。もう近いしね！
(…レウさん……？…変わった子…。)
♡36
クラスへついて、扉から顔を出して夏葵をさがす。
『…ぁ、夏葵〜！！』
名前を呼んで手で手招きすれば、椅子から立ち上がってこちらへ来てくれる。
夏葵「ん、どした〜？A」
『えっと、……何から話していいのかわかんないんだけど…好感度見える！で、今日の朝の6人組がめっちゃ私の事好きかもしれない！…というか、好き！』
夏葵「……？え？」
とりあえず見られたこととかは無しにして、今の現状を話す。
夏葵はよく分からなそうな顔をして目をぱちくりしている。…わかんないよね〜私だって慣れてきたけどまだよく分かんないもん。
そこからの残された数分間で、好感度の説明をメモ帳を見せたりして頑張って、…なんとか理解してくれたみたい。
夏葵「…うーん、まだちょっと分かんないけど……Aはそんなよくわかんない嘘つかないもんね…」
夏葵「…分かった！とりあえず、信じておくね。それで…なんかそのメモ帳を見られたんだっけ？」
『あ、そう……ブルークくんにね。でも、なんか秘密にしてくれる…かも』
まだ話したいが…チャイムがなったので一旦別れた。…夏葵…本当にいい友達だ……！！！
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ラべシワ - このお話好きです。皆塩たいようなのに裏には。ていうのが良いです。頑張ってください。 (1月24日 23時) (
レス) @page14 id: 8585bd908d (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - お話すごく面白いです！好きです！応援してます！ (1月6日 17時) (レス) id: 7a07f59bfb (このIDを非表示/違反報告)
らのら__ ??????(プロフ) - おりふら立ってますよ〜 (1月5日 17時) (レス) id: 3921b98651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょうが。 | 作成日時：2023年12月26日 15時
