11 らだお先生と絆創膏 ページ19
A side
青井「今から渡すこのプリントをー...
あ」
らだおくんが分けようとしたプリントの端で指を切ったように見えた
青井「...まぁいいや、後ろ回して〜」
それに気づき急いで鞄の中から絆創膏を取り出すと、
ちょうどそこで授業終わりのチャイムがなった
A「らだおく」
「らだおくん、さっき紙で指切ってたでしょ？」
青井「ん、あぁ、よく気づいたな
でも別に大したことないぞ」
「1番前だからたまたま見えたの
絆創膏あげるよ貼りなー」
青井「おーまじ？さんきゅー」
1歩出遅れた私は、その生徒が出した花柄の可愛い絆創膏を見て急いで自分の絆創膏を隠した
A(出遅れたなぁ...)
・
放課後、教官室にて
(さっきの絆創膏、血で滲んでぐしゃってなってる...)
日程を整理するらだおくんの指を見てそう思った
(新しいのに替えた方が...でも.....)
鞄の中にあるなんの柄もない絆創膏を見つめる
青井「...何見てんの？」
「べ、別に...！」
(私の普通のやつだし...
もっと可愛いの買えばよかった)
青井「...あぁ、はい」
考え込む私の前にらだおくんの手が差し出された
「.....手？繋ぐの？」
青井「お前は俺を
そんな本気な顔しなくても...
青井「変えてくれるんじゃねぇの？
ばんそーこー」
「ば、バレてたの？」
青井「お前がやけにおとなしい時はなにか企んでる時だろ」
「でもせっかく可愛いやつなのに...
私の普通のやつだし」
青井「柄なんてなんでもいい
そんなこと気にしとたのかよお前は...」
「う、うん...」
そこまで言って少し俯く
「でも本当は、ちょっとだけ...
や、やきもちもある...かなぁ...」
言い終えるとらだおくんが急に静かになった
それが気になって横を見る
「...らだおくん？」
青井「動じないからな、俺はそんなこと言われても」
「じゃあなんでそっち向いてんの」
・
青井「.....」
Aが帰ったあとらだおくんは自身の指にはられた絆創膏を見ていた
その絆創膏にはAに無地なのが寂しいからと上からペンでハートが書かれている
青井(剥がしにくくなるだろ...)
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modern(プロフ) - こんばんは。続編おめでとうございます！とても好きな作品と既視感のある題名だったのでつい一気読みしてしまいました。元の漫画が大好きでこちらの作品もリスペクトを感じてとても良い作品だなぁと思いました！これからも無理せずのんびりと更新頑張ってください (4月6日 4時) (
レス) id: 807922a7e6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 続編おめでとうございます！！てぇてぇです。なんやかんやいってr.d.oも夢主ちゃんの事好きそうな感じとかほんともう....てぇてぇ。(大事な事なので二回言いました) (4月4日 22時) (レス) @page6 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
シィ(プロフ) - 一つ一つの展開に叫びすぎて、喉痛めました。もうほんとに、ここ最近の大お気に入りですぅ…。本当に、好きです。 (4月3日 23時) (レス) @page4 id: 45c181e6d5 (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - のえた。さん» 気付いてもらえて良かったです！ (4月2日 13時) (レス) id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
のえた。(プロフ) - 壊さん» 付いてるの気づいてなかったです😭ありがとうございます😭✨ (4月2日 12時) (レス) id: 33e50bbb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のえた。 | 作成日時：2024年4月2日 1時
